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2008年1月 8日 (火)

世界一高い35mmカメラ
初期ライカがなんと約5400万円!

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ここ数年、アート写真価格の上昇はすさまじいが、カメラ相場もかなり活況のようだ。
ライカ・マニアの人は既に知っていると思うが、2007年11月17日にウィーンで開催されたヴェストリヒト・フォトグラフィカ・オークションでライカのオークション落札記録が更新された。出品されたのは 0-シリーズ・ライカの No. 107で、なんと手数料込みで336,000ユーロ(約5400万円)で落札。これはライカとともに35mmカメラに支払われた史上最高金額だそうだ。
ちなみに世界最高額のカメラは、フランスSusse Freres製の1839年型ダゲレオタイプで、580,000ユーロ(約9200万円)。
今回のライカが極めて高いのには色々と理由がある。オークション・ハウスによると、ライカA型正式販売開始の2年前となる1923年にライツ社は21台を試験的に製作した。今回出品されたのはその7番目で、特許取得のために米国に初輸出されたものとのこと。まさにライカの原点となる1台なのだ。
その他のライカでは、M3ゴールドno.834000が51,600ユーロ(約820万円)、M3ブラックが22,800ユーロ(約360万円)、 またレンズも高額で落札されている。ズミクロン2/5cmプロトタイプ、ノクチルクス 1.2/50mmが19,200ユーロ(約300万円)だったそうだ。

ギャラリーで作品を扱っている作家のトミオ・セイケ、ハービー・山口はライカ中心に作品制作を行っている。私はカメラ・コレクターではないが、これら写真家との付き合いでライカ関係の話を聞く機会は多い。またライカで撮影された作品展の場合、カメラ・コレクターの人が数多く見にくる。ギャラリーとしては、写真作品を見て、感じて、考えて欲しいので、あまりカメラやレンズのことは説明しない。
しかし、カメラ・マニアは一般よりも写真の知識がはるかに豊富だ。このごろはアート写真コレクションがカメラやレンズへの興味からはじまっても良いのではないかと思っている。ライカ・ファンの年齢層は本当に幅広い。その中でも、特に新しいヴィジュアルセンスを持った若い人の興味は機材から作品に移っていく可能性は高いと思う。真剣に探求しだすと、ハードよりもソフトの方がその奥行きがはるかに深いのだ。ハードはどうしても資金力が問われる。しかし作品なら、センスさえ磨けばお金が豊富になくても楽しむことができる。

2月開始の次回の写真展は、ちょうどライカ・マスターのハービー・山口の写真展「あの美しかった冬の光」(タイムレス・イン・ルクセンブルグ・時の止まった国)となる。カメラ・マニアのディープな世界のことはわからないが、できる限りカメラなどの情報提供も心がけるようにしたい。

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コメント

こんにちは。一昨年名古屋でのワークショップに参加しました平野と申します。時々、ブログを拝見しております。私は、日本のカメラメーカー主導の現状に以前から嫌気がさしております。写真ではなくてカメラというメカ好きが多いため、書店にはHowto本だらけですね。
年に一度パリ市内に以前評価して頂いたような写真を撮りに行ってます。色々なギャラリーを観に行きますが、日本と文化に対する成熟度の違いは、かなりありますね。

投稿 日比野倉氏 | 2008年1月17日 (木) 22時14分

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