« アート写真を公開ライブオークションで買う
ディーラー価格で本物が購入できるチャンス
| トップページ | 2012年秋NYアート写真オークション結果
平均的売上げだが高額セクターの相場調整の気配 »

2012年11月20日 (火)

アーティストを目指す人の登竜門 になるか?
"The Emerging Photography Artist 2013"
来年も開催!公募も実施します!

Blog

来年も、アーティストを目指す若手、新人写真家をアート写真市場に紹介するためのグループ展、"エマージング・フォトグラフィー・アーティスト 2013"-新進気鋭のアート写真家展-、を私どもも参加しているJPADS主催によりインスタイル・フォトグラフィー・センターで開催する。
企画の意図は以下の通り。(プレス用資料から抜粋)
「現在、アマチュアやプロの写真家の中には多くのアーティスト志望者がいます。新人がデビューするにはまず商業ギャラリー・ディーラーに認められることが必要です。しかし欧米と比べて、日本にはアート写真専門業者が少なく、また市場規模が小さいのが実情。どの専門業者も知名度の低い写真家の個展開催には消極的です。本グループ展は、そのような状況の中で創作活動を続けている若手、新人をアート写真市場に紹介するために企画されました。」

要は写真でのアーティスト活動を行っている若手、新人の登竜門的な位置づけを目指しているイベントなのだ。
いまの日本では似たようなイベントや活動は数多ある。しかし、それらの多くは特定の団体や写真家が中心の閉じた活動だ。一度グループに入るとどうしても色がついてしまう。また仲間以外に対しては排他的になりがちなので注意が必要だ。本来作家活動は孤独な作業で、仲間だけでなく幅広いオーディエンスにメッセージを投げかけるものだ。
私どもが考えるのは一人で頑張っている個人を支える自由でニュートラルで、オープンなイベントだ。これがきっかけで、新たなギャラリーやコレクターとの出会いがあればよいと考えている。
参加者に一部経費負担をお願いすることに批判的な人もいる。しかし、自らのブランド構築のために自分自身に投資するのは意味がある行為だと思う。実は一番経費のかかるのは人件費。運営はすべてボランティアなのだ。本音を言うと、多くの人が関わるイベントなので仕事量が多く大変なのだ。しかし、ギャラリー、ディーラーがお金にならないことを行わなかった結果が、目立った新人作家がいない低迷したいまの日本のアート写真界だ。これでは日本の写真はアマチュアの趣味の世界だけになってしまう。また本業を別に持たない商業ギャラリーは消えてしまうかもしれない。そんな切実な危機感から私どもは本イベントに取り組んでいるのだ。

今年の2月の第1回展では特に学校関係者からの評判が予想以上に良かった。写真を学ぶ学生にとって、アート業界も進路の可能性のひとつだろう。しかし、いままではアート分野を目指す人へ具体的な方向性を示すものが日本には存在しなかったのだ。
開催することが重要と考えていたので、あまり具体的な成果は期待していなかった。しかし、来場者は約900名もあり、将来性のある新人に興味を持つコレクターや新たな才能を探すギャラリーからかなりの反応があった。また、作品が予想外に売れたのは嬉しい誤算だった。こだわって制作した展覧会カタログはほぼ完売。会期終了後も写真関係者から多数の問い合わせをもらった。

反省も数多くある。前回は一人の専門家による複数人の推薦となったのだが、写真家のレベルにかなりばらつきが出てしまった。次回は推薦者を増やして各専門家の推薦を1名にする予定だ。また周りに推薦者がいないアート志向の人も当然いると思うので、公募も実施することにした。2~4名位を選べらればよいと考えている。
またグランプリと準グランプリも授与することにした。特典として、賞品の授与や、個展、グループ展開催の権利などの提供を検討している。しかし特に大きなイベントにする気はない。様々な写真の価値観の中のごく一部として、アートとしての写真の存在をアピールしていきたい。目標は継続すること。

来年2月の開催に先立ち、公募参加希望者の面接を12月2日(日)に予定している。
写真でのアーティスト活動を志していて、既に作品ポートフォリオが完成している人はぜひチャレンジして欲しい。興味ある人は以下を参考にしてください。

http://www.artphoto-site.com/jpads_pr_006.pdf

http://www.instylephotocenter.com/jpads_emerging2013.html

|

« アート写真を公開ライブオークションで買う
ディーラー価格で本物が購入できるチャンス
| トップページ | 2012年秋NYアート写真オークション結果
平均的売上げだが高額セクターの相場調整の気配 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170909/56154751

この記事へのトラックバック一覧です: アーティストを目指す人の登竜門 になるか?
"The Emerging Photography Artist 2013"
来年も開催!公募も実施します!
:

« アート写真を公開ライブオークションで買う
ディーラー価格で本物が購入できるチャンス
| トップページ | 2012年秋NYアート写真オークション結果
平均的売上げだが高額セクターの相場調整の気配 »