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2013年1月15日 (火)

2013年の写真展示予定
百瀬俊哉「Silent Cityscapes」展など

Blog
Neverland - My Havana, Cuba, 2007 (C) Toshiya Momose

○百瀬俊哉「サイレント・シティースケープス」展
目黒のブリッツ・ギャラリーでは、16日から百瀬俊哉「サイレント・シティースケープス」展を開催する。よく都市や街の魅力などと言われるが、百瀬の写真はそのような潜在的な意味は人間が作り出す幻想のようなものであることに気付かせてくれる。それらに本質はなく個人一人一人の認識によって違うことを示そうとしている。
彼はそのようなシーンを世界各地を旅して撮影している。都市に反映された文化の多様性などは実は観察者の視点の違いであることを示しているのだ。彼は日本を離れ、海外の都市の中をひたすら歩くことで一種の精神的瞑想状態に達して写真撮影を行う。
自然の中に身を置いて、宇宙の中の自分の存在を再確認する人はいるが、都市の雑然とした環境で瞑想の境地に達する人はいないだろう。そのように制作された彼のサイレント・シティースケープスは都市生活者が持つ様々な思い込みを撃つのだ。
丁寧に仕上げられたデジタル・Cプリントは本当に美しい。幻想が消えうせた静謐な写真は、まるで都市の遺跡のように感じる。またシティースケープは実はランドスケープの一部であることに気付かせてくれる。20X24"の珠玉の23作品を展示している。

プレスリリース
http://www.artphoto-site.com/inf_press_56.pdf

・プレス用プリント
http://www.artphoto-site.com/inf_press_56image.pdf


○"ジ・エマージング・フォトグラフィー・アーティスト 2013"
昨年、JPADS主催で行い好評だったアーティストを目指す若手、新人写真家をアート写真市場に紹介するためのグループ展、"ジ・エマージング・フォトグラフィー・アーティスト"-新進気鋭のアート写真家展-。今年も2月に広尾のインスタイル・フォトグラフィー・センターで開催する。

2013年度の写真家を推薦する、学校関係者、ギャラリー・ディーラーは以下の通り。
圓井 義典(東京工芸大学芸術学部)、吉田 成(東京工芸大学芸術学部)、田中 仁(京都造形芸術大学)、百瀬 俊哉(九州産業大学芸術学部)、 高橋 則英(日本大学芸術学部)、西垣 仁美(日本大学芸術学部)、北山 由紀雄(岡山県立大学)、松本 路子(写真家)、山崎 信(フォトクラシック)、齋藤 俊介(キュレーター)、マーク・ピアソン(ゼンフォトギャラリー)。ブリッツ・ギャラリーもワークショップ参加者の中から1名を推薦。

昨年と違い今回は各一名の推薦となる。また推薦者が周りにいない人のために公募も行い3名を選出した。トータル15名が参加予定だ。
今回から、投票によりグランプリ、準グランプリも選出する。会期は2月19日~3月3日まで。写真表現でアーティストを目指す人たちの現在を知るためには格好のグループ展だ。 

・プレスリリース、参加者リスト
http://www.artphoto-site.com/jpads_pr_007.pdf

・プレス用プリント
http://www.artphoto-site.com/jpads_pr_007image.pdf


○ミュゼオ御殿場フォトギャラリー
ミュゼオ御殿場フォトギャラリーは2013年からアート写真の常設展示スペースとなる。

グランド・オープン展だった蓮井幹生、丸山晋一、高橋和海による「Imperfect Moment(侘び・ポジティブな瞬間)」展は好評で、リゾート地の新しいアート空間として注目を集めた。今後は、定期的に国内外の優れた写真家たちの作品を展示していく予定。1月から、
新たに下元直樹の"取り残された記憶"シリーズを展示している。今後、壁面ごとに作品の入れ替えを行っていく。

昨年同様に水曜日が休館日。臨時休館もあるので、行く前に念のためにウェブサイトを確認してください。

・ミュゼオ御殿場
http://www.museogotemba.com/

・イタリアンレストラン・タンタローバ
http://www.sanji-international.com/tantaroba_mg/

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