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2014年4月29日 (火)

テリ・ワイフェンバック「Hidden Sites」展
いよいよ4月30日スタート!

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いよいよ4月30日(水)から、米国人写真家テリ・ワイフェンバックの写真展「Hidden Sites」(A Photographic Voyage of Discovery)が始まる。ちょうど4月27日から六本木アクシスにあるIMAギャラリーで川内倫子とテリ・ワイフェンバックの二人展「Gift」も開催中だ。ファンにとって東京で彼女の2種類の未発表作品を見ることができる絶好の機会だろう。
ブリッツは今年の大型連休中、日・月の休廊日以外はオープンする。目黒通り方面を散策される人はぜひ立ち寄ってほしい。

以下に彼女から寄せられた本展向けのメッセージを紹介しておきたい。彼女の写真作品への取り組み姿勢が垣間見えて非常に興味深い。文章は彼女の写真のようにとても詩的だ。私が意訳しているので、細かいニュアンスの違いなどについてはご容赦いただきたい。オリジナルの英文は、会場内および、展覧会カタログに掲載されている。そちらを参照してほしい。ちなみに、文書内のNoorderlichtとはオランダ語で北の光、オーロラという意味。Noorderlicht写真財団は、フォトフェスティバルを90年代よりずっと開催している団体。フォトギャラリー運営も行っている。彼らの活動は、オランダにおける写真文化の厚みを強く感じさせられる。

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オランダ、フローニンゲンにあるNoorderlicht写真財団は、私に北オランダに来て城や、正確にいうとかつて城があった場所の写真撮影をしないかと訊ねてきた。写真の光景で常に私の興味を引くのは表層の下に隠されている小片だ。
それは私たちが見るものではなく、理解するものだ。それゆえ、今や存在しない何かを写真撮影することに、私はイエスと言わざるえなかった。

3人の他の写真家、Machiel Botman、Andreas Gefeller、Marco Wiegersと私は、写真撮影のために8つの場所を与えられた。
それらは農場、古い教会、小さな森、広大な平原と塔だった。それらの場所はすべて歴史的意味を持っていた。しかし、そのすべてはその事実を明らかにしていなかった。
ここではかつて戦いがあったのか?また禁制だった恋人たちの密会があったのか?そのような特定の歴史は伝承として土地に伝えられている。それらはおとぎ話として他の土地の風景に存在しており、私は同じ言語を話さないがゆえに、とても純真に接することができた。

私は、手掛かりがあると思い感じたときに撮影した。私は、完全に現在にいたのだが、 過去は私の周りに存在していた。これと同じような花は城の横に咲いていたのか?旅行者にその存在の印象を見せるように、鹿たちは夜中ずっと草に横たわっていたのか?小さな鳥のミソサザイはここで歌ったのだろうか?

テリ・ワイフェンバック

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・テリ・ワイフェンバック 
「Hidden Sites」(a photographic voyage of discovery)
2014年 4月30日(水)~ 6月28日(土)
1:00PM~6:00PM/ 休廊 日・月曜日 / 入場無料 
会場:ブリッツ・ギャラリー

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