« TOKYO PHOTO 2014(東京フォト)
アジア市場における独自フォトフェアの可能性
| トップページ | 2014年秋ニューヨーク・アート写真・
オークション結果
米国の量的金融緩和終了の影響は? »

2014年10月13日 (月)

AXIS フォトマルシェ vol.1
アート写真のフリー・マーケット開催!

Southkenmuseum

10月15日から六本木のアクシスギャラリーで第1回「フォト・マルシェ」というカジュアルなフォトフェアが約14ギャラリーが参加して開催される。
いま世界中の都市で大規模に開催されているフォトフェア。もともとは雑多な商品が売られていた蚤の市が原点だ。コレクターの利便性を考えて写真に特化した業者が集まって開催されたものが次第に発展していった。
チャールズ・T・トンプソンの"Exhibition of the Photographic Society at the South Kensington Museum, 1858 (サウス・ケンジントン美術館にけるロンドン写真協会展会場)"という19世紀中ごろの写真がある(上のイメージ)。約150年前の写真だが、私はフォトフェアの原型はこのような雰囲気だったと思っている。欧米ではこのようなアート写真市場の伝統と歴史の延長上に現在のフォトフェアがある。
一方でアジアのフォトフェアは単に欧米でいま開催されているスタイルを表面的に真似ているだけだ。様々な積み重ねがないので、当然のこととして写真市場の規模は小さいものにとどまっている。アジア独自の新しいフォトフェア像の模索についての分析は前回のブログで行っているので参考にしてほしい。

最近は写真が売れないフェアの反省を踏まえて、市場を最初の段階から地道に創り上げていこうという動きが見られるようになってきた。9月に広告写真大手の(株)アマナが中心になって開催されたカジュアルなフォトフェア「ヒルサイド・テラス・フォト・フェア」や関連業務はそのような意図で行われていると思われる。「フォトマルシェ」も同様の市場活性化を図るという考えで、(株)アクシスが企画したものだ。日本で直ぐに利益につながらないアート市場育成を企業が支援することは珍しいことだ。アート写真市場にとってとてもありがたいことなので、ぜひ中期的な視点で継続してもらいたい。
さて参加ギャラリーが「フォトマルシェ」の趣旨をどのように解釈して展示作品をセレクションしてくるかは非常に楽しみだ。ブリッツは、ブライン・ダフィー、テリー・オニール、カート・マーカス、トミオ・セイケ、ジャンルー・シーフ、ハビエル・バロンラット、ギスバート・ハイネコート、スターン・ツインズ、ハービー・山口、横木安良夫、中村ノブオなどを雑多に展示する予定。また「写真に何ができるか」(2014年窓社刊)に参加している、芦谷淳、石橋英之、三善チヒロの作品も紹介。また1930年代のファウンド・フォトも1万円台から販売する。
アート写真やフォトブックのコレクションに興味ある人はぜひ見に来てほしい。また写真を売りたい人にとっても市場動向を知るうえで参考になるイベントだと思う。

AXIS フォトマルシェ vol.1
・期間2014年10月15日(水) ~ 10月19日(日)
 11:00 ~ 19:00 (最終日は17:00まで)
・会場 アクシスギャラリー
 入場料無料
 お問い合わせTel. 03-5575-8655

http://www.axisinc.co.jp/building/eventdetail/360 

|

« TOKYO PHOTO 2014(東京フォト)
アジア市場における独自フォトフェアの可能性
| トップページ | 2014年秋ニューヨーク・アート写真・
オークション結果
米国の量的金融緩和終了の影響は? »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170909/60472094

この記事へのトラックバック一覧です: AXIS フォトマルシェ vol.1
アート写真のフリー・マーケット開催!
:

« TOKYO PHOTO 2014(東京フォト)
アジア市場における独自フォトフェアの可能性
| トップページ | 2014年秋ニューヨーク・アート写真・
オークション結果
米国の量的金融緩和終了の影響は? »